2004年3月9日(火)15:34

ドイツとオーストリアはEU憲法草案支持の姿勢を変えず

ベルリン(AP)

ポーランドの抵抗にもかかわらず、ドイツとオーストリアはEU憲法草案の「二重多数決制」の決定原則を固持する意向である。オーストリアのトーマス・クレスティル大統領は、火曜日ベルリンでドイツのゲルハルト・シュレーダー首相との協議を終え、ポーランドの「依然揺るがない主張」に懸念を表明した。両首脳は憲法草案を支持する意向を示した。

シュレーダー首相は、賛成国の多数と賛成国の人口合計の多数で決定に至るとする、将来のEU決定における「二重多数決制」の規定は堅持されねばならない。しかし、この原則に基づき、膠着した議論を動かす提案を議長国アイルランドが行えば、ドイツ政府は耳を傾ける用意がある。今年中の憲法論争の解決は可能である、と語った。

〔以下ドイツの内政に関する内容は省略〕

原題:Berlin und Wien bleiben bei Entwurf zur EU-Verfassung




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